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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第4章 ~不満爆発~

コイツら、勝てないってわかっててどういうつもりだ?

「俺と総一郎が、お前に勝負して怪我でもして、先生達に梶に殴られたり蹴られてって、事情説明したらどう思う?」

「仮に、梶が否定しても先生達はどっちを信用するかな」

「なッ」

そんなの、答えは明白だ。

不良の俺と、鈴村達の言い分なら教師達は、明らかに鈴村達を信用する。

「ほら、わかったなら土下座して誓い―――――」

「待って!!」

「「ッ!?」」

「歩!」

綺羅の言葉を遮って、頭に包帯を巻いた歩が教室に戻って来た。

「おい、歩
その頭どうしたんだよ!?」

「大丈夫なのか!?」

心配しながら、歩のそばに駆け寄る綺羅と鈴村。

「あぁ、これね
研磨君の様子を見に行く途中で、階段を踏み外して階段から落ちちゃって」

「えっ、そうなのか?」

「梶達の喧嘩に、巻き込まれたんじゃねえのか?」

歩から怪我の理由を説明を受け、綺羅と鈴村は疑問を口にする。

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