テキストサイズ

愛は要らないから…

第14章 俺のもの




その日から
大和の家に行くのは止めた


なんか分からないけど
行ったら負けな気がして…。




そして
荒井ともあれ以来話していない

俺からも荒井からも話さず近付かず
なんなら目も合わなくなってきた気もする



大切だったものが一気に減った感じがするけれど
直に慣れるはず


兄とはちゃんとした普通の兄弟に戻るだけ

友達は元々少なかったんだし
学校は勉強してればいい場所だし



なにも問題ないじゃないか





ストーリーメニュー

TOPTOPへ