テキストサイズ

愛は要らないから…

第14章 俺のもの



「本当にどっちも恋愛感情はないの?」

「……どうゆう意味…?」


なんだか少し眉間にしわを寄せてるように見える

でも、普通より悪い反応ではないと思う。
こんなの気持ち悪がられて当たり前だし


俺は恋愛感情はないって言うけど


愛を確かめあったりするのがセックスだもんな



だから?
だから荒井はそんなに聞いてくるのかな…?


俺はともかく荒井は
昨日、あのときしたのは


恋愛感情があるから




だから
兄弟でも俺と大和みたいな体だけの関係が荒井の中では理解出来ないのかも


でも、その概念を押し付けられても…



「秋くん逃げてるだけでしょ?
過去の事引きずって、それを理由にして防御線引いてるだけでしょ?」

「……は?」


なぜかその言葉が突き刺さって
怒りに触れた


「本当は好きって気付いてるけど
認めたくなくて気付いてないふりしてるんじゃないの?」

「お前さ…」「今まで続けてるのって嫌なときがあった時だけしてた?」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ