
愛は要らないから…
第13章 溢れる想い
「ただいま…」
大和の家に着くと
俺は倒れこむように玄関で寝転んだ
「まるで酔っぱらったどっかの旦那みたいだな」
「失礼な。こっちはべろべろに酔ってるんじゃなくてヘトヘトだ」
「ったく…」
俺の声に気付いたのか
大和はわざわざ玄関まで来てくれて俺をおぶってくれた
「なんか飲む?一息つけば?」
「うん…ありがとう」
大和は俺をベッドに寝かすと
そう言ってキッチンに行ったみたい
帰ったら
大和を一目見たら安心して
大和の匂いがするふかふかなベッドが包み込んでるみたいに心地よくて
落ち着く……
俺は目を閉じると
いつの間にか夢の中へと落ちた
