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キミのとなり

第2章 復活LOVE

それから。

俺はバカみたいに雅紀のことを想った。

バカみたいにメールを送った。

「好きだよ。」

って。

今日も雅紀とは目が合わない。

泣きそうだ。

でも泣いてる場合じゃない。

待ち続けよう。

雅紀を。

たとえ こじれたとしても。

雅紀のことを好きじゃなくなるなんて、できないんだから。

仕事終わり、帰る雅紀の手を掴んだ。

振り払われることはなくて…嬉しかった。

でも雅紀が泣きそうな顔で俺を見る。

雅「俺……。」

和「ん?」

雅「俺のこと。遠くから見てて。」

そう言って手をほどいて背を向け歩き出す雅紀を見送った。

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