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ネットに落ちてた怖い話

第32章 色街

母娘揃って怪しげな宗教に嵌まり込んでおり、母親の方は拝み屋の真似事までしていた。

「早くお祓いした方がいいよ。お母さんに頼んであげようか?」

「いいよ。お前の家には絶対に行かないよ。分ってるだろ?」

「そう言うと思った。代わりにこれを身に付けていて。絶対に手放しちゃダメだよ」

そう言うと黒い石に何か文字のようなものが彫ってあるチョーカーを渡した。
元カノの言葉に従って私はそのチョーカーを身に付けた。
数々の逸話から元カノ母娘の力が「本物」なのは確かだったからだ。

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