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ネットに落ちてた怖い話

第32章 色街

眠りについてどのくらい経ったのだろう?

私は顔を髪の毛でくすぐられるような感覚で目を覚ました。
目は覚めたけれども体は動かない。
声を出して人を呼ぼうとしても声が出ない。

金縛りだ。

金縛りの経験は何度かあるので私は落ち着きを取り戻した。
眼球は動かせるので部屋の中に視線を走らせた。

その時だった。
突然目の前の空間に先ほどの青白い女の顔が浮かんでいた。

鼻の頭が触れ合いそうな至近距離に!

女は先ほどの店の前で見た白いキャミソールの女だった。

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