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上エッチ新幹線

第50章 仲谷慎之助の事情⑭

「ちょッ……慎之助く……んッ……」

俺から離れようとする沙也加を
強引に抱き寄せると再び唇を重ねる。

「親父さんのこと、お姉さんにとって良くない
ことだって本当は分かっていますよね?」
「分かってるけど、どうしようもないのッ!
話を聞いてもらえればそれでいいのッ!」

じたばたともがき抵抗する沙也加の
バスローブを脱がせる。

「ゃだッ!ゃめてッ!私はパパだけのもの
なんだからッ!」

そんな呪縛から逃せたい一心だった。

俺は心を鬼にした。

聞いてしまったからには
『はい。そうですか』では済まされない。

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