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上エッチ新幹線

第47章 仲谷慎之助の事情⑬

「なんかさ、今日だけで色々ありすぎて
疲れちゃった」

彩乃は雑炊を全て平らげた。

「ホントだな」

親友から恋人に進展したかと思いきや
実は血が繋がっていたという事実。

「キスするの抵抗無かった?」
「あるわけないだろ」

俺にしてみれば何の支障も無いが
彩乃にとっては後ろめたさがあっても
おかしくはない。

「もう一度して」

彩乃が目を閉じると唇を重ねる。

「もう一度」

離した唇を再び重ねる。

この行為を何度も何度も繰り返す。

彩乃の頬に涙が伝う。

「やっぱり慎之助が好き……」
「俺も彩乃が好き」

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