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上エッチ新幹線

第47章 仲谷慎之助の事情⑬

「どうした?」

俺も玄関先から叫ぶ。

返事がない代わりに泣き声が聞こえた。

「何か用か?」

ここで引き返してしまったら
俺は否応なしに彩乃を抱いてしまう。

「用がねぇなら帰んぞ」

この状況でそんな真似はしたくない。

「用ならあるよぉ……」

涙混じりの彩乃の声。

「言ってみろ!」
「雑炊温め直してよッ!」

彩乃……

「てめぇでやれ!仮病だろが!それとも
恋の病か!?」
「分かってんなら早く温め直してよッ!」

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