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上エッチ新幹線

第40章 仲谷慎之助の事情⑩

「痛かっただろ?でもしゃーない」

これだけ吸われたらな。

「愛の証とかぁ?」

彩乃のとろけそうな顔に
俺までどうにかなってしまいそう。

「さーな」
「フフッ……慎之助も痛かったでしょ?」
「え?」
「背中よ。せ・な・か」

ガラス越しに背中を見てみると
爪痕が残されていた。

彩乃に夢中すぎていたせいか
全く気付かなかった。

「愛の証だからしゃーないねッ」

俺の首に手を回し
首を傾ける仕草が可愛らしい。

「気持ちよかっただけだろ」

彩乃は色々な表情を持っていて
俺はその全てを知りたいと思った。

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