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〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:二宮和也


『…みんな?』


恐る恐る聞く。

やっぱやだよね。

いじめられた奴がグループに居るの。

そりゃあそうか。


『えっと…ごめんなさい。
あの、嵐は辞めるんで、泣かなくてもいいですよ?』


…ダメだね。
さっきまでみんなのこと信じようって。
みんななら受け止めてくれる。
そう思ってたけど。

俺、どうしちゃったんだろ。

やっぱ俺、可笑しいのかな…。


ダメなんだよ。

俺はもうダメな人間なんだよ。

やり直せない位ダメになっちまったんだから。

ま、過去に戻れればいいんだけどね。


……。


何考えてるんだろ。

そんなこと、出来っこないのに。


智「ばっかじゃないの?」


突如、怒った声が聞こえた。


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