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〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:二宮和也


智「じゃあ最後。
三つ目。
…よく頑張ったね。」


満面の笑みで言うリーダー。


智「かずは自分の事を褒めていいんだよ?
かずはよく頑張ったんだから。
倒れるまで我慢してたよね?
ごめんねぇ…もう少し早く気づけばよかった。
かずが倒れたのはかずだけの責任じゃないよ。俺らにも責任はある。
気づいてやれなかったから。」


リーダーは一呼吸置いて、


智「…五人で嵐だよ?
一人で抱え込んじゃいけないよ?
だから、もう少し頼って欲しかったなぁ。
…みんなかずのこと大好きんだ。
だから、なんで倒れたのか話してくれる?」


そんなふうに聞いてきた。
ほんとに話してもいいの?
俺は必要とされているの?
俺は【嵐】にいていいの?

リーダーを見る。

リーダーは優しい顔で微笑んだ。

その瞬間、俺から泪がこぼれた。


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