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〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:大野智

ニノ…ニノ…



『ニノ!』


勢いよく扉を開けた。

既に三人は中に居た。


『ニノは?』

翔「今はまだ寝てる。」

『そっか。』


病室に沈黙が流れた。


それを破るようにして、先生が入ってきた。



先「皆さんお揃いですか?」

翔「はい。」

先「二宮さんは疲労とストレスが溜まったんでしょう。」



ストレス…。


先「手首の切り傷はご存知ですか?」


手首?


潤「何のことです?」


怪訝そうな顔で聞く。

先生は黙って袖をめくった。


『…っ!』


絶句した。

そこには、白く綺麗な手首は無く、無数の切り傷が施された手首があった。



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