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〜T.A.B.O.O~

第7章 過去の自分

VOCAL:二宮和也

気づいたらカッターを握ってた。

ゆっくりと手首に引いた。

ツゥーッ

綺麗な赤色の血が流れた。

ああ、俺、生きてるな。

どうしよ。

リスカしちゃったよ。

まぁいっか。

どうせ皆俺に興味ない。

俺はいらない存在。

いちゃダメな存在。

……。

とりあえず止血しよう。

どんなに苦しくても明日がある。

皮肉なもんだよね。

でも、明日が終われば奇跡的に一日休み。

事務所に行こう。

辞めよう。







死のう。







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