テキストサイズ

果てない空の向こう側【ARS】

第10章 ワンダフル・ワールド(潤)

そのままジーの工房に戻った。

ジー「紅茶入れるね。」

ジーはケトルを火にかけた。

俺は食器棚からカップを取り出すジーをながめていた。

ジーが動くたびに、サラサラと髪が揺れる。

ジー「なに? ジロジロ見て。」

潤「髪型、似合ってる。すんげえ俺好み。」

ジー「大人をからかうんじゃないわよ。いつも言ってるでしょ。」

潤「からかったことなんてないさ、一度もね。」

俺はジーの腕を引いた。

ジー「ちょっと、やめて!」

潤「俺はずっと本音しか言ってねーよ。歳下だからって意味もなく馬鹿にしてんのはそっちの方じゃん。」

俺はジーを抱きしめた。

ジーは腕の中でもがいたが、逃さなかった。

ジー「やめて! こわい!」

ジーは暴れたが、俺はガッチリホールドした。

そのままソファに押し倒して、キスをした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ