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短編集2

第3章 万華鏡

一輝が発見されたのは、到底縁のないようなボロいアパートだった。





お互い裕福な家庭に生まれて、生まれた時から使用人がいるような生活をしていた一輝がそんなところにいるとは思っていなかったらしく、発見がおくれたのだ。





大学には、休学届けが出されていた。







一輝がいなくなった後、さすがに言い過ぎたと思って何回も美月さんに謝った。





美月さんは誰も悪くないと笑ってくれたけど日に日にストレスで憔悴していくのは見るからにわかっていた。








そして、今日やっと面会の許可がでた一輝に会いに行く。

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