
神様の願い事
第9章 ねこのきもち
《sideS》
どきどき。噛み付かれないかな。
雅「そっとだよ。翔ちゃん」
翔「うん」
て、なんでこんなにドキドキする必要があるんだ。
これは智くんはなんだぞ。
智くんに触れるなんて、いつもやってた事じゃないか。
「にゃ...」
翔「お」
触らせてくれた。
俺が人差し指で耳の辺りを撫でると、その目を細めて気持ちよさそうにしてる。
「ゴロゴロ...」
いい感じだ。絶対これは気を許してる。
勘違いでは無い筈だ。
和「ふふ、気持ちよさそう」
雅「だね」
よしよし、智くんに触れる事はなんとかクリア出来たようだ。
「にゃっ」
翔「いて」
こちょこちょと顎の辺りを撫でたらそれはもううっとりとして。
あんまり可愛くて鼻をツンツンしたら引っ掻かれた。
雅「じゃれてるだけだよ」
翔「あ、そうなの?」
よかった。怒ったのかと思った。
翔「ふふ、いて。痛いってば(笑)」
雅「仲良くなったみたいだね」
俺の指をまるで獲物を捕獲するようにじゃれ付く。
それは痛いけどすこぶる可愛くて。
翔「ん...?」
これは知ってる。神様だと思ってた智くんがしてきた仕草だ。
潤「あ、いいな。俺もアレやって欲しい」
松潤が羨ましそうに見るその仕草は、立ち上がった俺の足元にくるくると纏わり付いて、身体を擦り付けるというものだった。
潤「あれは懐いてる証拠でしょ?」
雅「マーキングだね。“これは俺のモノ”って印だよ」
翔「へえ...」
そうか。俺は智くんにマーキングされてるのか。
それが嬉しくて密かにニヤけていたら。
和「俺にもしてるよ?」
潤「あ、俺の所にも来たよ」
俺だけじゃないのかよ。
雅「リーダーは本当に皆が好きなんだね」
そう言う相葉くんにも擦り寄ってる。
潤「ふふっ、もっと匂い付けていいよ」
「にゃぅ~ん」
俺にマーキングをしておきながら、智くんはあちらこちらにも身体を擦り寄せてた。
それはいくらなんでも甘え過ぎと言うものじゃないのか。
俺にだけなんだ、特別なんだと思わせてくれ。
どきどき。噛み付かれないかな。
雅「そっとだよ。翔ちゃん」
翔「うん」
て、なんでこんなにドキドキする必要があるんだ。
これは智くんはなんだぞ。
智くんに触れるなんて、いつもやってた事じゃないか。
「にゃ...」
翔「お」
触らせてくれた。
俺が人差し指で耳の辺りを撫でると、その目を細めて気持ちよさそうにしてる。
「ゴロゴロ...」
いい感じだ。絶対これは気を許してる。
勘違いでは無い筈だ。
和「ふふ、気持ちよさそう」
雅「だね」
よしよし、智くんに触れる事はなんとかクリア出来たようだ。
「にゃっ」
翔「いて」
こちょこちょと顎の辺りを撫でたらそれはもううっとりとして。
あんまり可愛くて鼻をツンツンしたら引っ掻かれた。
雅「じゃれてるだけだよ」
翔「あ、そうなの?」
よかった。怒ったのかと思った。
翔「ふふ、いて。痛いってば(笑)」
雅「仲良くなったみたいだね」
俺の指をまるで獲物を捕獲するようにじゃれ付く。
それは痛いけどすこぶる可愛くて。
翔「ん...?」
これは知ってる。神様だと思ってた智くんがしてきた仕草だ。
潤「あ、いいな。俺もアレやって欲しい」
松潤が羨ましそうに見るその仕草は、立ち上がった俺の足元にくるくると纏わり付いて、身体を擦り付けるというものだった。
潤「あれは懐いてる証拠でしょ?」
雅「マーキングだね。“これは俺のモノ”って印だよ」
翔「へえ...」
そうか。俺は智くんにマーキングされてるのか。
それが嬉しくて密かにニヤけていたら。
和「俺にもしてるよ?」
潤「あ、俺の所にも来たよ」
俺だけじゃないのかよ。
雅「リーダーは本当に皆が好きなんだね」
そう言う相葉くんにも擦り寄ってる。
潤「ふふっ、もっと匂い付けていいよ」
「にゃぅ~ん」
俺にマーキングをしておきながら、智くんはあちらこちらにも身体を擦り寄せてた。
それはいくらなんでも甘え過ぎと言うものじゃないのか。
俺にだけなんだ、特別なんだと思わせてくれ。
