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狐と私と先生

第6章 山では、、

「チクショー!
なんなんだよコレ。
放しやがれーー、
コンニャロ~!」

木の後ろには、
ツルで木に しっかりと、縛り付けられてる十代の、


少年!?


「ぎ、銀。

侵入者って、、」

「コイツらしいな」

当惑してる私に、
銀は、しかめっ面で
頷いた。




でも、こんな
子供が、、

「なんだよ、その目は!
ざけんなよ!

オレだって、立派な妖怪なんだぞぉ!!」

身動き取れないのに、
少年は威勢よく叫んだ。

「ほう。

んじゃ、
妖怪に、こんなコトしたら、どうなるか
分かってんだろうなぁ」


銀は、黒い笑顔を
少年に向ける。




銀の怒りのオーラを感じ取ったのか、
少年は慌てて、
口を閉じた。

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