テキストサイズ

狐と私と先生

第4章 ワザと、なのか?

少し走ると、すぐに見えてきた。
校門のトコで立ってる背の高い男性。

「銀!」

私の叫び声に、銀は輝く笑顔で
コッチを振り向いた。

「静!」

静、、、 じゃない!

私は銀から二、三メートル離れたトコで立ち止まる。
銀が抱きついてこないようの予防 線だ。

「銀、
なんで、こんなトコ居んのよ」

銀が自分から駆け寄ってくる前に私は質問した。

「暇だから、見に来たんだ」

この、自分勝手くんが!

アンタは異常に
目立つのに(`皿´)

「先生ってはドコだ?」

「先生?
桃木先生に会いに来たの?」

「あぁ」

そう言った銀の声は、なんだか冷たかった。

よく見れば、銀のは
怒りで燃えている。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ