テキストサイズ

ミヤちゃんと思春期

第1章 秘密と理由



「確かに最初は可愛いなーとかこんな子と付き合えたら楽しいだろうなーとか軽い気持ちでオッケーしたかもだけど」


なんだやっぱり、男はみんな一緒だな、と呆れた声で言う佐々木に、ぼくは言った。


「今は、ちゃんと好き。付き合って2日しか経ってないけど、時間なんか関係ない。ちゃんと好きだよ」


佐々木がため息をついた。


「俺、お前のそういう真面目なところスキ。悔しいけど」

「どーも」


ぼくの友だちは、ぼくの複雑な思いをちゃんとわかってくれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ