
Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第19章 5syoku
二宮「ちょっと。」
聖輝「えっ?」
ふわっ
二宮「ゴミ、付いてたから。」
「あら…優しいわね。」
二宮「別に…」
「ふふ、あなたについていこうかしら。」
優誠「おっ!」
二宮「ついていくって…俺らナンパゲームしてるだけだし。」
松本「かっかず!!」
狛犬「あっ!!」
「ふふ、分かってるわ。だからあなたについていくのよ。」
二宮「えっ?」
「何も興味を示さない男がさりげなく気遣いをする…女はそういう男に弱いのよ?」
聖輝「なっなるほど…」
「ふふ、あなたのチームに貢献するわ。」
優誠「ということは…よっしゃ!俺らのポイントだ!」
松本「やるじゃん。」
二宮「別に…俺は何も…」
狛犬「あぁー!!悔しい!!」
聖輝「ぼっ僕頑張ったのに…!!」
「あなた達高校生?」
狛犬「はい!そうです!」
「そう、女をナンパするのもいいけど、ケガしないようにね?」
優誠「はっはい!」
「じゃあ、ごきげんよう。」
聖輝「あっ……」
松本「何かすげぇ大人だったな。」
狛犬「うん…綺麗な人だったね…」
二宮「……。」
