今日も明日も
第56章 Perfect Story
「あ、あ、…そこ…っ、」
「ここ、気持ちいいね」
とろとろに蕩けたかずの中は、相変わらず熱くて絡み付いて
俺の動きに合わせて収縮を繰り返す
イイ処を重点的に突けば、かずの口からは甘く “もっと“ とねだる声がひっきりなしに紡ぎ出されていた
こんなに素直に快感を受け止めれば、かずは勿論だけど俺も最高に気持ちよくて
獣みたいにセックスに夢中になっていた俺達は、なだれ込むように眠りについた後
先に起きた翔ちゃん達の俺達を見る何とも言えない表情に迎えられた
「おはよー翔ちゃん、大ちゃん」
どうしたんだろ
何だか変な雰囲気
「ん、ああ。コーヒー貰ってるよ」
翔ちゃんが軽く目を伏せる
大ちゃんは目が合った途端、赤くなって視線を逸らせた
「翔ちゃん?どしたの?」
少し辛そうなかずの体を支えながら翔ちゃんの前に座ると
「櫻井さん…?」
かずもその隣で小さく首を傾げた
翔ちゃんが、はあ、と溜め息を吐くと
大ちゃんもまだほんのり赤い顔で苦笑を浮かべた
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