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激しくするだけがセックスじゃない

ひとつに繋がっている充足感と
溶け合いながら互いの存在を確かめあう満足感

かずの中に入って、熱く絡み付く内壁に身を委ねながら
抱き締め合ってゆるやかに快楽を追うのも、より深くかずを確かめられる幸せがある


いつもいつも、かずの感じた顔が見たくて
快楽に溺れて欲しくて、…どこか必死だった俺も
最近は少しは変わったと思う

勿論かずを気持ち良くさせたいのは変わらないし、
かずへの愛情は日を追えば追うほど高まっている

むしろまだまだ好きになれるんだって自分でも驚くくらい

それに今だって
何だかんだ言って激しくしちゃう時もある

やっぱさ、そこは健全健康成人だし


ただね

心が満たされてる時は、より安堵を求めるようになったんだ


大ちゃんとのキスで、興奮はしたけどやっぱりどこかにあった嫉妬心が沸き上がる

酔ってるかずは淫らにそれを受け入れてくれるから、俺も夢中になりそうになった

だけど
少しの落ち着きを取り戻したかずを見たら

愛おしさが溢れてきた