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「やっべ、可愛くね？」
翔ちゃんがニヤニヤしながら二人を眺めた

「うん、確かに可愛い」
まぁ、俺の視線はかず一直線だけど


ベッドで向かい合って、お互いが女の子みたいにぺたりと座る姿は
間近で見るといつ暴走してもおかしくないくらいにエロ可愛い

翔ちゃんが俺の隣に腰掛けて、ベッドの離れた位置でじゃれあう二人を一緒に見つめる


「あっ！だめぇ…っ」

焦ったようなかずの声にぴくっと反応した俺は、にやけて全体像をぼんやり見てた事に気付かされた

はっとして、かずをしっかり捉えた先に見えたのは

大ちゃんがかずの胸に顔を埋めて、そこに向けて赤い舌を覗かせてるものだった

「うっわ…智ヤバイ」
翔ちゃんがごくんと唾を飲み込み、身を乗り出す

「あいつの雄な顔もいいな」

ああ、今日の翔ちゃんも相当キテる
完全に目が “欲情“ する男のそれになってる

そりゃ、俺も人の事は言えない

俺だってそれは同じだから

ここまで来たら、翔ちゃんとともにこの可愛すぎるにゃんこにむしゃぶりつきたい

むしゃぶりつきたいのはかずに、だけど