無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

前と変わらない二人のやり取り
頼れる先輩の翔ちゃんと、何気に甘え上手なかず

隣では大ちゃんが楽しそうに笑いながら

「雅紀も早く来いよ！」
なんて両手を広げて俺を見るから

「大ちゃーんっ」
俺も走って、自分より小柄な大ちゃんに抱き着いた


ホテルのロビーで繰り広げられる奇妙な光景

周りの視線にいち早く気付いた翔ちゃんが、かずを引き剥がした

「やだ！」
それでも懲りずに腕にしがみつくかずは、ほんの少しだけ酔っているのもある

苦笑した翔ちゃんは、仕方なくかずのしたいようにさせながら

とりあえず隅っこのソファーへと俺達を誘った




翔ちゃんからこっちに来る予定があるのを聞いたのは一昨日の事

本社で会議があるから金曜日の夜に会わないかって誘ってくれた

何でかずに言わないで俺に言ってきたのかは

…その金曜日がちょうどその日に当たったから

翔ちゃんと俺だけが覚えてる、今思えば運命的な日



ー…初めて、4人が顔を合わせた日

俺とかずが、出会った日



……to be continue