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相葉くんの顔が真っ赤だった

「いや、そうなんだけどさ、まさかと言うかいきなりと言うか…っ」

慌てる相葉くんを見るのは初めてだ
いつも落ち着いてはいないけど、ここまでわたわたしたのは見たことなかった

その姿が何だか可愛く見えて、思わずクスッと笑った途端

「…笑うな」

顔が近付いたと同時に、唇が塞がれた

瞑った目を開けて、結局すぐまた閉じる

目を閉じれば、唇の柔らかい感触だけをリアルに感じて不思議な気持ちになった


相葉くんと、キスしてる

初めてなのに心地好くて、もっとしていたいと思ってしまった自分がいる

本とかドラマでは良く見てたこれが

こんなに幸せな気持ちになるのかと初めて知った


唇の形を確かめるように何度も繰り返す啄むようなキス


両思いになって
こうしてキスをして幸せを感じてたら
きっともっと欲深くなる




いずれもっと深いキスを知ったら



もう、俺は相葉くんから離れられない


…そんな予感がした


End