今日も明日も
第51章 おしおきは甘い味
「分かりました…」
「なら、いいや」
ふふ、と微笑んだにのが絡めた手を離してギュッと抱き着いた
「にの?」
「おしおき終わり。……抱いて?」
“やっぱり、相葉さんに愛されたい“
こんなおねだりされたら誰が断れる?
一も二もなく、俺はにのの頬を両手で包み込んで
そのまま可愛らしい事ばかり言う唇を自分のそれで塞いだ
「ん…っふ、んあ…」
うっとりと目を閉じたにの
主導権が戻った俺は存分に舌を絡め取る
にのの気持ちいいとこはとっくに知り尽くしてるんだ
思った通り、にのの体の力がどんどんと抜けてくのが感じ取れる
力の抜けた体の下に手を回し、体の位置を入れ換えれば
潤んだ瞳が俺を見上げて
その情欲に濡れた目にぞくりとした
さっき俺に散々つけたキスマーク
今度は俺がにのに残す番
「あっ、…そこはダメ!」
首筋に唇を当てたら、慌てて頭を引き剥がそうとする
「にのも付けたんだからおあいこ」
だけどそんなお願い聞くわけもなく、その白い首筋に俺のよりも遥かに濃い痕をくっきりと付けた
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