今日も明日も
第51章 おしおきは甘い味
そっとそこに触れたにのが “これが原因かな…“ と小さく呟いた
「え、マジで?」
俺もにのの触ってるそこに手を伸ばすと
「痛い…」
自分のだからにのみたいに優しくなんて触らないからか、鈍い痛みが走った
「…今まで気付かなかったの?」
「気付かなかった…」
言われてみれば、何となく痛かったとは思うけど
それ以上に状態が衝撃すぎて気にする余裕もなかったのかもしれない
「ほんっと、バカ」
「いてぇっ!」
勢い良く体重を掛けたにのに押し倒されて、ベッドに倒れ込んだ時、たんこぶの場所がズキッと悲鳴を上げた
「かなり大きい。…これで気ぃ失ったのかも。
…ちょっとさ、思い出してみ?」
行動とは裏腹の心配そうな瞳
「記憶喪失とか、そんなドラマみたいな事はなさそうだから、思い出せると思うよ」
「…分かったから、とりあえず降りて」
この態勢じゃ、どうしたってエロい事に頭が持ってかれる
思い出すどころじゃないっての
なのに
「ダメ」
にのは意地悪く笑って見せた
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