今日も明日も
第27章 理由はいらない 2nd
追い上げるように、扱く手に力を込めながら
括れに舌を這わせる
二宮さんの声が段々と掠れてきて、…限界に来ているのが分かった
…このまま口でいいかなぁ?
飲んだ事はもちろん、どんな味かすら分からないけど
何だか口を離すのも勿体無い気がする
二宮さんを、下から見つめながら
視線だけで「イッて」と促してみる
俺とバッチリ目が合った二宮さんは、涙を滲ませながら首を振った
「あ…も、…無理!あぁっ!!」
一際強く吸い上げると、二宮さんは何とも言えない色っぽい顔で
俺の口の中に熱を吐き出した
うぇ…っ
何これ
こんなにマズイの?
それなのに、口から出したくないと思うのは
やっぱり好きだから、なのかな
ビクビクと震えながら、全てを吐き出した二宮さんが真っ赤な顔をして
「ごめんなさい!出して!」
慌てて自分の手を差し出した
俺はその手を包み込んで封じると
口の中の二宮さんを、全て飲み込んだ
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