今日も明日も
第26章 100%のきもち
相葉さんの指が、首筋を辿る
「ここ、撫でるとね…」
ピクリ、と肩が震えた
「…そうやって、いつも震えるの」
クスクス笑う、相葉さんの吐息ですら擽ったくて
思わず身を捩る
首筋から鎖骨に向かって滑り落ちる指がもどかしい
優し過ぎる柔らかい動きに、体の奥が疼き出す
「あ…っ」
胸板を撫でていた指先が、乳首を掠めて
思わず、その微妙な感触に声が上がってしまった
「ここ、好きなんだよね…」
「え…」
何が、と言おうとしたけど
突然の電流が流れるような刺激に、息を飲んでギュッと目を瞑ってしまう
「…っ!」
「ほら、固くなってきた」
指の腹で押し潰されたり、こねるように弄ばれたそこは
触れるだけで敏感に刺激を受け止めて
「ああ…っん、ん」
信じられないような甘ったるい声が上がる
…これ、俺の声?
「にの…本当に大丈夫?」
この段階になってまでまだ心配するとか
相葉さんって、こんなに……
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える