
ARS*ヒミツノコイ*
第3章 わたしたちのデート
ドサッ…
いつの間にかベッドに引きずり込まれ
和也が上
わたしが下
「ん?今なんて言ったの?和也のことが一番?」
「…っ、」
形勢逆転。あっという間に押し倒されています
「早く?俺怒ってんだからね?」
ニヤ、と笑う意地悪に反撃開始した和也のSっ気たっぷりの表情はわたしをドキドキさせるには十分で
胸がきゅう…っとなって、悲しくないのに泣きそうになる
「か…、かずな、りが」
「俺が?」
ちっさい子をよしよしとあやすように髪をするり、となでて、わたしは肩が震えた
「一番…世界で一番、大好き」
恥ずかしすぎて両手で顔をおおいながらつぶやく
和也の余裕な顔がくしゃっとつぶれて、男の顔になる
「…ほんと、煽らないでよベッドの上で。襲うよ?」
いや、煽ってないと言おうと思ったのに、唇を和也の唇でふさがれ、隙間から舌が入ってくる
「…んっ、ふ…ぁ」
頭がぐちゃぐちゃにかき乱されて、和也以外考えられなくなる
