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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第12章 マジック新時代

 たまに、スナックに呼ばれたり、町内会に行ったり、地蔵盆に行ったり、今までのプロでやってた頃に比べて、小さい場所ばかり。


 それでもいいと思いました。


 会場に足を運べない、老人ホーム、養護介護の施設、幼稚園、また、高校の文化祭、そんな場所が多かった。


 マジシャンのほとんどが、自己申告で個人で事務所構えてフリーでやってる人が、ほとんどだと聞きます。あと、マジックショップや、マジックをするために経営しているマジックBARのバックアップを受けたり。また、芸能事務所や、劇場専属って方もいます。


 自分達はそこからガクンと、格下げられた位置にいました。


 ほぼ素人扱いです。


 テレビではマギー審司さんが人気になり、ふじいあきら、ムッシュ・ピエールが大活躍してました。


 ムッシュ・ピエールて、おかしなメイクして「とれびあぁ〜ん」とか言ってるやつざます。


 自分よりも後輩が、物凄いテクニックで、あのマリックさんと対等にテレビに出てるのを見て、フィールドの違いに嫉妬しました。


 あと、テレビに出ることのない、マジックショップディーラーやクリエイターまで、注目されました。


 益田克也さんや岸本道明さん(我々にしたら、超有名人)とか、裏舞台の人までも脚光を浴びてきた。


 マジックブーム再来。



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