テキストサイズ

奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第12章 マジック新時代

 マジックの仕事が出来るのは、嬉しいことだが、こっちは理容師として、また1からのスタートをはじめてるわけで、なかなか気持ち的にはウンとは言えなかった。


 だけど、ちょっとワクワクワクーっとは、きたね。


 でも、話を聞いて、本業をしながら、マジックの仕事をしている者がいるというので、もう、プロとは言わず、セミプロでもいいからマジックにかかわりたいと思った。


 その事務所となる場所が、どんな場所だったのか?


 表向きは広告代理店なんだけど、イベントの手配かなんかもしている。


 てか、僕も当時、なにをやっているところか詳しくしらなかった。


 ただ、そこに所属している、素人に毛のはえたような三流四流の、プロと呼ぶには厳しい芸人は揃っていた。


 マジシャン、ジャグラー、歌手、その他大道芸人等、全部で何人いたかわからない。


 ギャラなんて、あって無いようなものだから、マジックの営業なんて、ちょっとした催し物に10分程度やって、2000円程度。


 今までのマジック営業の、約20分の1に減った。 


 でも、マジックが人前で出来る喜びはあった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ