テキストサイズ

奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第10章 関西奇術連合

 なんだかんだで、5年くらい、この事務所で仕事をいただいてました。


 そこで、車買いましたよ。クラウン!!


 ほぼ、新車。


 だがね、買って半年で横からぶつけられたよ。


 おばはんが運転する軽自動車が、横から突っ込んできやがった。


 よくある、ブレーキとアクセルの踏み間違いだとか。


 小さな交差点で、こっちは、信号青で走ってんのに、いきなり加速してきたもん。


 このおばはんの寿命をさらに縮めたろか思ったわ。


 その前日には、交通安全祈願に行って、御祈祷をお願いしたんだぜ!!


 翌日かいっ!!


 さらに、その1週間したあと、初のイリュージョンを披露することになってたのよ。


 まあまあな大きなステージですよ。頸椎痛めてるのに、イリュージョン。


 それは大きな水槽に水が入ってまして、そこにウェットスーツを着た僕が、手錠と足かせはめてから、はいるわけですよ。


 で、水槽に大きな幕をかけられて、1、2、3と、数を数えたら、水槽からいなくなって、客席の後ろから出るってやつですよ。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ