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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第25章 智也の事情~社会人②~

「ハイハイ。御立派、御立派。だったら理佳の
ところへでも行けば?」
「そうさせてもらうよ」

簡単に引き下がる美鈴が逆に怖い。

「その代わり最後にもう一度だけ抱いてよ」

美鈴はあっという間に服を脱ぎ
裸になるとベッドに寝そべった。

「ダメだ。俺は金輪際美鈴を抱かない」
「そう簡単にいくかしらね。智也の考えが
甘過ぎるってこと教えてあげる」

ベッドから起き上がった美鈴が
裸のまま俺に絡み付いた。

「だからやめろよ」
「そろそろ時間よ」
「はぁ?何言って……」

玄関先から鍵を回す音と
ドアが開く音が聞こえてきた。

「絶妙なタイミングね。理佳帰ってきたわ」

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