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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第11章 ちーちゃんの夏休み♡partⅢ♡






痛くて…

どうしようもなくて…

こんな大事なことにやっと気がついたところで、今さらもうどうにもなんてならないのに。

だけどこのどうにもならないモノを、

やっぱりどうしてもどうにかしたくて、アタシは意を決して葵くんの顔を見上げる






と……





「大丈夫。今ちーちゃんが考えてることも全部知ってる」

「………!!」



なん…て…




「オレの好きな子は、相手の気持ちをいつでも考てくれる優しい子だって…」



そう…



「…ちゃんと知ってるから」





そんなことまで言ってくれちゃうものだから…





…アタシは優しく笑ってくれた彼の唇に、目を閉じながらそっと背伸びをした。




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