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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第11章 ちーちゃんの夏休み♡partⅢ♡







確かにリムジンのなかは…

THE☆不法地帯だった。


けど、


「ッ…~~~~~~!!」


ダメダメダメ!!

消えてよ、得たいの知れない謎の桃色回想ビューアー。

そしてこっちも!!


「ンンン…手、耳からッ…離してぇ」

「どうしよっか…」

「葵くんー!!」


もう、どうしようもこうしようもないんだってばぁ!!!!


すると、


「…なーんちゃって♪ゴメンね?」

「…⁉」


へ…⁉

え…!!?


ブンブンと頭を振り回すアタシの頭上に突如、ポンと置かれる優しい手の感触と、拍子抜けしてしまうようなクスッとした笑い声が耳に届く。


「ね、もう目開けてもいいよ。これ以上は悪戯しないから」

「………!!」


えぇっ!!?


「急にからかってゴメンね♪」


って、

恐る恐る目を開ければ、どこか申し訳なさそうで、でも微かに笑いを堪える葵くんの絶妙な表情と出会す。


「いやあのね、ちーちゃんの反応があまりにも可愛いくて、ついつい意地悪したくなっちゃって」

「~~~~~~!!」


な、な、な…

なんですと───!!!





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