私の心の1番綺麗なところに
第25章 ひとり
「こんにちは!」
「あら、こんにちは。」
今日は2週間ぶりのカウンセリングの日。
「最近はどう??」
「それが、だいぶマシに
なったんです!!
優貴と別れて、そのあとしばらくは、
これからひとりで
窓やガスやドアの鍵を確認しなくちゃ
いけないのかと思うと怖かったんですけど
不思議と数日でそこまで気にならなく
なりました!
あれ?なんだかいける…って。
今は数回チェックしたら
もう大丈夫なんです。
30分かかっていたのが嘘みたい!」
そう、ずっと私を悩ませていた
強迫性障害のこと…
優貴と別れて数日、
あれだけ悩んで、苦しめられたのが
嘘のように
数回チェックしたら
心配することがなくなったのだ。
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