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こんなに好き過ぎて

第1章 彼氏にも言えない事

「やめてよ...下品過ぎる」

急いで駅へと向かう。

だけど周くんも電車通学だから、あたしを追うように駆けてくる。

もう、なんなの、なんなの?

下品極まりないあたしだけど、そんな自分は隠してるから。

友達にも言ってないし、彼氏にももちろん言えない。

「逃げんなよー、途中まで一緒に行こうぜ」

改札の所で捕まった。

腕を組まれ、振払う。

「嫌っ...私、彼氏いるの。言ったよね」

「しばらくエッチしてないから、欲求不満なのって顔に書いてある」

「ばっ、ばかな事言わないでよ!」

周りの人たちが私を好奇の目で見ている。

「思ってないし!」

ホームに入ってきた電車に、急いで飛び乗った。

周くんといたら何言われるか分かったもんじゃない。

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