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・横尾side

横「ハッシー」

橋「なに？」

横「あの穴は、お前が掘ったんだよな？」

橋「どの穴のこと？」

横「どのって、一体いくつあったんだよ」

橋「さぁ？たくさん掘ったから覚えてないや、それがどうかした？」

横「内の部落にあったのもお前の仕業か」

ニ「もしかして瑞稀が落ちた穴のことを言ってるの」

井上「えっ？僕、落ちゃったわけ」

横「そうだ、あの入り口の近くにあった」

橋「あぁーあれ失敗作なんだけどね､ﾍﾍｯ」

横「しっ、失敗作うぅー」

藤「わた落ち着いて ﾊﾊｯ」

横「怪我したらどうする、危ないじゃないか」

玉「わたってば ｱﾊｯ」

横「もう少し、考えて行動しろ」

橋「なんでそんなに怒ってるんだよ？」

横「だからぁー」

千「でもそれで瑞稀は助かったんだろ」

横「そっ、それはそうだ…けど」

橋「なら良かったじゃん」

横「ハッシー、ﾊｧ」

屋「お前、心残りってそんな事だったのか」

横「大事なこどさ」

屋「ｱﾊｯ」



当たり前だ、こいつは俺と宏太の大切な子なんだから

が、このあと。



屋「なぁハッシー俺らの子は誰なんだ？」

山「ハッシー龍也は？顕嵐は何処にいるの」

塚「琉生ってJrのどの子」

宮「教えてくれよ」

玉「うちの子は？」

屋「ハッシー」

玉「ハッシーってば」

屋「なぁ、頼むよ」

橋「ちょ、どうしてみんな俺に聞くのぉー」



ダッ！



宮「あっ、逃げた」

山「待ってハッシー」

千「うははっ、面白れぇ」

屋「お前も手伝え千賀」

千「えっ？どうして」



ダダダッ！



松島「そんなことしなくても」

安井「僕達に聞けばいいのに ｸｽｯ」

岸「ほーんと、ﾌｯ」

井上「大人って、よく分かんない」



確かに、ｸｽｯ!

こっちでは先輩なんだからもうちょっとしっかりしろって。

屋良さんも、ﾊｧ!

こうして、思わぬ訪問者によってドタバタ騒ぎに発展してしまった俺たち。

だが誰の顔にも笑顔が溢れていた。

愛という―

確かな存在として輝く希望の光りがそこに。

命となり存在していたから





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