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泣かぬ鼠が身を焦がす

第32章 愛してその醜を忘るる


「病み上がりに無理するな」


病み上がりじゃないもん


けどそれを言ったら嘘だったってことも言わなきゃいけないし、嘘だったってことを言ったら何で嘘ついたのかってことも言わなきゃいけない

そして最後には、ダイエットしてましたなんて理由で拓真さんの作ってくれてたご飯をあんまり食べれなかったことも言わなきゃいけなくなる


「……」


俺が黙ったまま拗ねたみたいに動かないでいると、拓真さんが突然起き上がって俺を押し倒した


「! な、なに……?」


動揺する俺をさっきと逆転して拓真さんが見下ろしている

そして拓真さんの顔が近づいてきて、キスをされた


「……ん、ふ……んぅ、ぅ……」


優しく口内を舐められて唇を吸われる

頭がぼーっとしてきたところで、拓真さんが俺のズボンと下着を脱がしていたことに気がついた


「んん、んー……っ」


なんで
ヤる気なかったんじゃないの……っ


そして俺の下半身を完全に脱がした拓真さんは俺のちんこに躊躇いなく触れた


「!? ふ、ぅぅ……っ、ん、ふ」


まだ勃っていなかった俺の柔らかいちんこを優しく撫でる拓真さんの手に腰が揺れる

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