泣かぬ鼠が身を焦がす
第21章 能ある鷹も身を焦がす(サイドストーリー)
三村様はそれを何枚かお取りになって、ご自分のものを拭き私にも目を向けられました
「拭いてあげるから、脚開いて」
「……っ」
そんな恥ずかしいこと、人にして頂くなんて出来ません……!!
これ以上痴態を晒すなんて耐えられませんから!
「大丈夫です」
私は三村様からティッシュの箱を受け取って2・3枚取ると自分の後ろに手を持っていきます
その手を押し当てるようにすると、刺激されたそこからはトロリ、と液体が流れてきました
「…………っ」
なんて、卑猥な行為なんでしょうか
こんなこと絶対に人になんてさせられません!
とにかく深く考えないようにしつつ、黙々と作業します
目線を少し逸らすと脱がされた自分の服がベッドの下に散乱しているのが見えました
そのことに改めて自分の状況を思い知らされて赤面してしまいます
「……」
「……」
更にこの無言の空間が追い詰められているように感じてしまい、居た堪れません
私は手早く処理をすると、せこせこ服を身につけました
そして
「失礼します……っ」
と足早に部屋を後にしました
結局終わってから、三村様から一言もありませんでしたね……
遊ばれた、という事なんでしょうか
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