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幻想世界☆

第10章 迫り来る闇①

橋「ったくいつまで待たせるんだよ」

宮「悪い悪い、ハハハッ」

渡「じゃ、さっさと始めるよ」

千「ねぇ」

宮「んっ?」

千「ニカのは作らないわけ」

宮「えっ」

千「だって、あいつだって宮田のペットだろ?だったら」

渡「はいはい喋ってないで真っ直ぐに前を向く」

千「チッ」



不機嫌そうに舌打ちをする千ちゃん。

分かっている、分かってはいるけどいつか。



渡「はい終わりっと」



2人の関係が二階堂にバレた時のことを考えると俺は



宮「じゃ、次をお願いします」

千「‥‥っ」

橋「知ってるの何処に部屋があるのか?」

宮「俺を誰だと思ってる」

橋「ただのドスケベなオタクやろう、ニッ」

宮「なっ、飼い主だ飼い主ちゃんと聞いたんだ二階堂がどこにいるのかあの執事にさ」

千「宮田あぁーギュウ」

宮「エヘッ」



その言葉に、顔をパァーと明るくする千ちゃん。



橋「やるじゃん、ニヤッ」

宮「まっかせなさーい」

渡「あまり調子に乗りすぎない方がいいんじゃない」



数分後―



千「ニカ」

ニ「千賀!」

北「うっおー宮田だ」

宮「キタミツどうしてこの部屋に?」

藤「まぁーいろいろあってね、フッ」

橋「あはははっ、すっげー集まっちゃった」

渡「賑やかぁークスッ」



わいわいガヤガヤ!

俺たちは何も知らず楽しい時をみんなで過ごしていたんだ。

死の足音が、すぐそこまで来ていることに気づかず。

大切な仲間の危機と共に―




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