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霧島さん

第2章 お久しぶりです、霧島さん





――それから三日くらいたっただろうか。



隣の男の生活音で、なんとなくそれくらい経ったのはわかった。




けれど最低限の音だけで、他は異様に静かだから、あの志月とかいう男が来る前と何ら変わらない毎日を過ごしていた。




そう。過ごしていたはずだった。






バキバキバキッベリッ!!!!








そんな音で飛び起きる前までは。




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