
アイツまで徒歩5分
第25章 【番外編☆最終章】アイツまで徒歩★分!
俺は、現場から…早足でアパートに帰り―――――…
スーツのまま…ベッドに倒れ込み瞳を閉じた――――…
寝よう―――――……
起きたら…明日になる…
後…1日…
1日なら……我慢できる――…
仕事して――――…ご飯食べて…
寝て―――――――――…
そうしたら…
陣ヶ岡さんは…帰ってくる…
帰ってくる…
瞳を閉じ…
感覚を投げ出す――――…
と…ふわり…と、今すぐ欲しい香りが鼻をくすぐる―――…
「――――…陣ヶ岡さん…?」
目を開け…香りの主である陣ヶ岡さんの姿を探してしまう…
「―――――…居るわけないか…」
と…部屋干しして畳んだ洗濯物の中に…
陣ヶ岡さんのTシャツをみつける…
「///これ…この間…借りたやつ…」
