
アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
「///わっ!先生!」
「あっ!最知!何を!!」
俺は、感動のあまり公一君に抱きついてしまったが!
一瞬のうちに陣ヶ岡さんが俺と公一君を引き剥がした!!
「え〜〜〜感動してたのに!
こんな事を思われたら…
胸が締め付けられちゃうじゃないか!
はぁ〜…公一君が良い子に成長してくれて……俺は、嬉しいよ!」
「///えっ///先生―――…♪」
感激の余韻に浸っている俺を横目に、陣ヶ岡さんは公一君にチョップをかましていた!!
「ガキんちょ!!お前…いい度胸してんじゃね〜か!!」
「痛って〜〜〜〜!!
言ったもん勝ちだ!バーカ!!」
感動してるのは俺だけか?
あれ?
なんか…公一君と、陣ヶ岡さん…仲良く―――――…
「オッサンは黙ってろ!」
「はぁ〜!こじらせガキんちょが!!兄貴の次は先生か?節操ね〜な!!」
仲良く……?
「もう!近所迷惑だ!!静かにしなさい!!」
「「ハイ!!」」
