
アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
「話し長いぞ!橋場と何を話してたんだ?!」
陣ヶ岡さんが…玄関まで俺を出迎える!
「――――…別に…公一君の事を…少し――――…
で、公一君の様子は?どう?大丈夫?」
「はぁ?ああ、大丈夫だ」
え?大丈夫なの?
俺は、リビングにいる公一君を恐る恐る見る――――…
「先生…悪かったよ…変な事言って…
ちょっとね…色々あって…
兄さんの事、祝福出来ない心境だっただけ――――…」
公一君は、陣ヶ岡さんをチラッと見ると…少し不貞腐れた顔をした…
「あっ…そうなの?大丈夫?」
「でも…大丈夫…結構バカな事すると――――…冷静になるもんだね…
好きな人には…幸せになって欲しいから…
俺がこんな態度だったら…兄さん…幸せになれないよな――――――…って反省した…」
え〜〜〜〜〜〜!!公一君!!
「///!!う…う゛〜!公一君!!す…凄い、凄いよ!!
兄弟愛…俺、超感動!!」
俺は、大人な態度を見せる公一君に…感動して…思わず抱きついてしまった!!
