
アイツまで徒歩5分
第12章 夜を追いかけ朝になる
「―――たまに…自信をなくしかけた時に…“好き”を聞かせてください……
///俺は、ここぞ!って時に言いますから……」
最知は、俺の指に軽く唇を重ねて――――――…
“すきです”――――…と…唇を動かす…
「///ヤバい……ヤバい…最知……こんな気持ちになったの…初めてで――――…ど〜したらいいか……
俺……カッコ悪い………」
プッと、笑う最知は―――…
目をとろん…と、させながら…
お互い様っす――――っと…
掴む手に…指を絡める―――…
ヤバい―――――…
何か…最知にリードされてる?
指を絡める最知は、そのまま…立ち上がる――――…
「最知――――…?」
「――――陣ヶ岡さん…俺の初めては…陣ヶ岡さんが全部…もらうって……言ってましたよね?」
ドキドキする……
最知の目が…妖艶過ぎて…直視できない…
ゆ…浴衣ってのも…あるだろうけど…
艶かしい…とは、
こいつのためにある言葉だ…
