
アイツまで徒歩5分
第9章 どちらかと言えば……?
「最知――――…なんで…そよ子さんの香りが解るんだ?」
俺は、抱き抱えられたまま…
俯く――――――…
陣ヶ岡さんは、俺を抱えたまま…寝室に連れていき…そのまま…
ベッドに腰をおろした…
「///…ミントの多いタバコ……そよ子さん…の髪から…香って来てた…
珍しい銘柄だったけど……
大学の女の先輩が愛用してた…から…知ってました」
俺は、また少し香るそよ子さんの残り香に……
嫉妬していた……
「煙も匂いも少量の…タイプだぞ?解るのか?」
「///タバコを吸わない人間は、少量でもわかるんです!!バカにしないでくださいよ!!」
バレないって思ってたのが腹が立った!!
人前では、そよ子さんもタバコのことは言わなかった!なのに、その香りがするって事は!!
二人っきりで……親しくなったから…タバコを吸う姿を見せたって―――――…事…
「お…おい!最知、///何怒ってるんだよ?!」
「――――お、お見合い…だったんですか?仕事の話しじゃなかったんですか?タバコを吸うのを彼女が見せるくらい!!親しくなったんですか!!
俺を、好き!って言ったのは……その場の雰囲気でしたか!!
愛してるって!!陣ヶ岡さんは、誰にでも言うんですか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
俺は、言葉を口から出せば出すほど逆上していくのが解っていたけど…
止められなかった!!
